NC施盤加工

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NC旋盤加工

NC旋盤のNCとは「Numerical Control」の略称です。
情報を数値化し機械に命令することで、すなわち数値制御された旋盤の事を指します。

旋盤とは、材料を回転させ、固定した刃具を使用し、被削物を削ったり、穴を開けたり、溝を切ったりする工作機械のことをいいます。丸物・六角物の材料を丸に削る事が多いです。

一般にNC旋盤というものもあればCNC旋盤というものもあります。
CNCとは、「Computerized NC(コンピューターを用いたNC加工)」ということで、NCとCNCは同じと考えて良いでしょう。

当社ではその「NC旋盤」と呼ばれるものと「CNC自動盤」と呼ばれる両方の機械を揃えております。

NC旋盤の種類

NC旋盤にはさまざまなタイプのものがありますので、その一例をご紹介致します。
※機械詳細については 機械設備紹介 をご覧ください。

主軸固定型NC旋盤(バー材供給タイプ)

ワークの長さだけ材料をコレットより出し、主軸を回転させ、刃物台を動かすことで加工します。
主軸移動型と比べ重切削ができますが、長いワークや細いワークには不向きです。

主軸固定型NC旋盤 BNJ-42SY

主軸固定型NC旋盤 BNJ-42SY

主軸固定型NC旋盤(チャッカータイプ)

製品の形状に応じて把握用の爪を成型。一つずつワークを固定し切削します。こちらも刃物が移動して切削するタイプの機械となっています。
重切削で大きなワークの加工に力を発揮します。

主軸固定型NC旋盤 LB3000-EX

主軸固定型NC旋盤 LB3000-EX

主軸移動型NC(スイス型自動旋盤)

構造的には、ヘッドストックと呼ばれるチャックを内臓した主軸が移動し、その前面にガイドブッシュと呼ばれる保持具でバー材を支えます。そのすぐ近くでバイトが加工しますので、細い部品や長尺物が高精度に加工できます。 主軸固定型旋盤が、刃物台が移動して加工するのに対して、材料が移動して加工するようになります。 重切削には不向きです。

主軸移動型NC旋盤 SR-20R

主軸移動型NC旋盤 SR-20R

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NC旋盤でできるその他の加工

NC旋盤でできるその他の加工をご紹介致します。
こちらで取り上げている加工事例はほんの一部ですので、より詳しい事例につきましては 製作事例 を ご覧ください。

ミーリング加工

DカットやHカット、側面エンドミルや正面エンドミルを自在に制御し、製品をさまざまな形に変えていきます。

ミーリング加工

ミーリング加工

ローレット加工

ローレットには代表的なものに縦目(平目)、網目(ダイヤ目)ローレットなどがあります。

切削ローレット加工例(A)

切削ローレット加工例(A)

転造ローレット加工例(B)

転造ローレット加工例(B)

通常ローレット材というものは真鍮ですと手に入りますが、その他の材料ではローレット材はありません。真鍮でも段付の部分にローレットの指示があると、NCでローレットをたてます。

ローレットのたて方にも種類があります。

A.切削ローレット
B.転造ローレット

【A】の切削ローレットは字の如く、切削ナーリングツールでローレットをたてます。
こちらは切削粉が出ます。

【B】の転造ローレットは別名「押し付けローレット」と言い、転造ナーリングツールを用い、材料に強く押しつけることで素材を塑性(そせい)変形させます。
形を変えるので、この方式では切削粉が出ません。

どちらにも一長一短がありますが、当社では両方使用し、また仕上がりも上々です。

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ポリゴン加工

材料外径部に四角、六角、八角などの切削加工が必要な時、エンドミルで一面ずつ加工するとサイクルタイムが非常に長くなってしまいます。
ポリゴン加工とは、加工素材を回転させ、それと同期してツールを回転させることで四角形、六角形など多角形状製品を大幅に短い加工時間で行える加工方法です。
ワーク回転速度の倍の回転速度でバイトを回転させ加工を行います。 2面取りならばバイトは1枚刃、4面取りなら2枚刃、6面取りならば3枚刃の様に、面の半分の数のバイトをセットし、ポリゴン加工を行うことになります。

ポリゴンカッター

ポリゴンカッター

ポリゴン加工例

ポリゴン加工例

被削材は真鍮・アルミ・銅に限られますが、サイクルタイムの低減及び製品の品質向上に大きな力を発揮しています。

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スリ割り加工

スリ割りとは、製品端綿及び外径部にメタルソーなどのカッターを使用し、幅の狭い割を入れる加工です。
例えば端面の場合、マイナス割り(マイナスドライバーが入るように)などがあります。

スリ割り加工例

スリ割り加工例

スリ割り加工例

スリ割り加工例

底がRになっている、スリ割りなどさまざまな形に対応いたします。

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キー溝加工

外形のキー溝加工は比較的楽に加工が可能です。先程のミーリング加工を行えば可能です。
寸法の厳しいものになりますと、ラフィングエンドミルで荒加工し、仕上げにエンドミルにて綺麗にします。
問題なのは、内径キー溝加工です。
スロッターやブローチ加工が今までの定番でした。しかし当社ではNCでキー溝を入れる場合もあります。
加工方法は企業秘密ですが、以下の写真はNCのみで仕上げた製品です。キーの入った箇所にも面取が施してあります。

  • キー溝加工例

  • 内径キー溝加工例

  • 内径レット加工例

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四角物加工

丸物、六角物はもちろん、当社では四角物、異形物もNCで加工いたします。
もちろんMC(マシニングセンター)とのすみわけはいたしますが、NCで出来ることはNCが基本ラインです。

四角物加工例

四角物加工例

長尺物加工

長尺物加工例

長尺物加工例

長尺物加工例

長尺物加工例

200ミリを超え、600ミリ程度までの長尺物の加工を一番得意としております。また、1メートル~2メートルといった長尺物、φ50~φ200の太物のシャフトも承っております。

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