本日は池上金属製作所社員のコメントを掲載します。
設計開発部の北川です。
ある日、弊社に有る昇降機のプッシュボタンが壊れたと聞き見に行くとボタンの雄ネジが根元の部分で折れてました。どうも経年劣化のようです。
そこでスイッチ交換が必要かなと思い調べたところ、それには電気回路の変更が必要になることが解りました。
毎日使うものです。これでは間に合わないので、プッシュボタンを3Dプリンタで作り対応する事にしました。
選んだのは透明のレジン(プラスチックのように紫外線で固まる材料)。折れたプッシュボタンの寸法を調べ3DCad(solidworks)でモデリングをし、そのデータから3Dプリンタで作成しました。
出来上がりは透明なので、ボタンの乳白らしくなるようにサンドペーパーでザラツキを入れて仕上げました。
プッシュボタンを押すたびに、我ながらうまくできたなと思ってしまいます。